はじめに

 1960年(昭和35)年に「鹿島灘沿岸総合開発の構想」の試案が発表され、1963年(昭和38年)に砂丘・畑・ 住宅地などを掘り込んだ人口港・鹿島港の建設から、鹿島開発が始まりました。

 工業団地の造成も進み、立地予定各社の区画割りをするに当たり、各社の希望を調整する ため、鹿島コンビナート独自のシステムとして各社の土地提供による「共同用地」が作られ、そこに道路・配管・緑地等の施設を、まとめて設置することになったのです。

 当社は、それらの整備・管理の業務、また各社間の総合調整を行う機関として1969年(昭和44年)に、コンビナート構成会社の出資により設立されました。

 以降、共同緑地等の維持管理や施設・環境パトロールなどにより、いち早く環境保全に取り組み、地域の環境を守る活動なども積極的に取り進めております。

 これからも、コンビナート各社の円滑で効率的な生産活動に寄与するとともに地域社会と手を携えたコンビナートの発展をめざして、より一層の努力を続けてまいります。